色・言語・心と、そのいずれもが関わる多領域を、縦横無尽に横断しながら、私たちがもつ潜在的可能性(底力)の探求を続けています。心が窮屈感を感じることなく、のびのびと、その人らしく生きやすくあることに貢献できるワークやプログラムの開発と提供を繰り返しながら、今日に至っています。

 

 イン・ルーチェ主宰 吉野 たか美

 

1996〜

ニュージーランドより1年間のワーキングホリデー滞在を終えて帰国の後に、かねてより興味を持ち学び始めていたパーソナルカラーの勉強を本格的に開始。

 

井坂勝美氏・赤司直氏のもとで、パーソナルカラー理論と、アンコンシャスカラー理論を学ぶ。

 

この時期は、同時進行で、複数の指導者養成トレーニングを受ける。

主立ったものは以下の通り。

・カラー&イメージアナリシス養成(日本カラーデザイン研究所)

・色彩指導者養成(日本色彩研究所)

・カウンセリング(日本メンタルヘルス協会)

・光学機器(SRS)を用いたカラーセラピー(ジェイコブ・リバーマン博士)

・オーラ・ソーマ カラーケアシステム

・表現アートセラピー

・ヒプノセラピー

・アロカセラピー

・人間関係をよくする話し方教室

 

この時期に学んだものが、以降の活動の基盤となる。

 

主なトピック

1996年は、パーソナルカラー第二世代と言われていますが、肌感覚では、まだまだ産声の状態でした。

「好きな色=似合う色」と思われる方が多い中、「好きな色と似合う色とは、必ずしも同じとは限らない」という色映りの現象について、カラードレープを使っての説明を繰り返していました。

 

「似合う色は人それぞれ。十人十色のお洒落を楽しみましょう」をコンセプトに活動していました。

 

また、ストレスケアという言葉も、ごく一部の方に限った状況でした。「色で心身の状態を把握する」というアンコンシャスカラーセラピーについても、占いと混同されることが多い時期でした。

 

「色で心の空模様を知る」ということをコンセプトに、色と心の関わりをお伝えしていました。

 

カルチャースクールをはじめ、社会全体が色彩への関心を高めていた時期にあって、色彩学関連のトレーニング講座は、大変充実していました。この時期に学べたことは、今日に通じる本当に貴重な経験となりました。

 


2009〜

数多くの企業研修を通じて、ある疑問を抱くようになる。それは企業研修依頼時に、依頼主(多くの場合は経営者)から言われる以下のような内容だった。

 

「うちの会社にも、設計士やインテリアコーディネーターの資格を持っている者は沢山います。ですから、色合わせについては、彼らなりの考え方ややり方があると思うので、そこは特に結構です。」

 

「お客様と、誤解を生まないように、打ち合わせできるようになるために必要な色彩の知識について教えていただければと思っています。」

 

この時期は、既に色彩検定などの認知度も高く、検定講座履修正も多かったため、当初は、この依頼内容が腑に落ちなかったが、実務経験者などにインタビューを重ねながら、総論としての色彩学と、各論としての色彩学との違いに注目するようになる。

 

そして、これらの疑問に対して、学術的な知見からの考察を試み、大学院進学をするに至る。

主なトピック

大学院進学を機に、大学講師の仕事と、高齢者施設でのカラーセラピー講座を除き、イン・ルーチェ内の仕事をセーブすることにしました。

 

しかし、オーラ・ソーマのティーチャー資格を取得を機に、オーラ・ソーマのトレーニングを開始されていた生徒さんも数多くいたため、オーラ・ソーマ関連の講座については、数野ギータさんにお願いすることにしました。

 

ギータさんとは、オーラ・ソーマのティーチャートレーニング以降、公私に渡り親交が続いています。当時のオーラ・ソーマでは、占星術やタロットなどとの関わりについても取り上げられていましたが、占いに興味のない私にとっては、どこか距離を取る傾向にありました。

 

しかし、ギータさんと出会って、それまで占いに抱いていたイメージは一変し、さらに、それらは占いというより、かつて時代を席巻した一つの思想・考え方であるという理解も得ました。

 

以降、神秘主義思想についても、学び続けていますが、ギータさんは、その分野では大先輩で、いつも背中を追いかけています。


2012年〜

大学院修了後、イン・ルーチェ業務に戻る。

修士論文のタイトルは「共感的アプローチによる色の伝達方法の提案」

 

この時期、デイビッド・グローブにより開発されたクリーンランゲージに出会う。修士研究で発話言語に注目していた経緯もあり、クリーンランゲージのトレーニングを開始する。デイビッド・グローブと共にクリーンランゲージを開発したカイ・デイビス・リンとの出会いにより、クライアントの発話言語を何よりも尊重するクリーン言語のコーチング&カウンセリングスタイルの在り方への共感を深める。

 

併せて、かねてより本格的に学んでみたかったエネルギーワークならびに瞑想のトレーニングを開始する。世界各国で瞑想指導をするリーラ・プラサード・アルヴィナのもとで研鑽を積む。非常にプラクティカルな内容に基づいた彼らの指導により、それまで抱いたエネルギーワークへの怪しげな目線は一蹴され、ホリスティックなセッション供の礎を築くことを可能にする。

 

これ以降、クリーン言語と瞑想が、イン・ルーチェにおけるコーリング&カウンセリングの基盤となる。

主なトピック

期限ギリギリで修士論文を提出した私は、サロンオープンのお花を届けるために、荒崎香央里さんのアロマサロンJewel Lotusに向かいました。

 

荒崎さんは、イン・ルーチェでパーソナルカラー、カラーセラピーをはじめ、本当に熱心に色彩を学ばれ、色とは異なり、可視が難しい香りの世界を伝える、ご自身のアロマ講座に反映されておいでです。私自身も、荒崎さんのもとで、アロマを学びました。

 

サロンオープン以降は、月1度のペースで身体のメンテナンスをお願いしています。勉強熱心な荒崎さんは、アロマトリートメントを通じ、その時の身体のコンディションを、肉体レベル、心理レベル、エネルギーレベルでトレースくださるのですが、特に、瞑想トレーニングを本格的に開始した後の、私の身体の深部の寛ぎや緩みの変化を敏感に察知くださったのが彼女です。

 

瞑想の先生であるアルヴィナに伝えたところ、そのような体験に恵まれることは希だから、是非レポートを欲しいとリクエストを受けました。

 

場所を違えば怪しがられる傾向にある、心身のエネルギーという話を、荒崎さんのサロンでは、いとも普通のこととして話す貴重な時間となってます。


2019年〜

これから書きます。しばらくお待ち下さいませ。

主なトピック

十人十色」とは、イン・ルーチェの初期のころ、パーソナルカラーを伝える文脈で多用していた言葉です。

 

その後、パーソナルカラーに囚われる方の姿を見るにつれて、「似合うは、色だけでは決まらない」との考察を背景に、「一人十色」と表現するようになりました。

 

この「一人十色」とは、西洋占星術のホロスコープに現れる10天体にも相応します。私たちは、自分自身の人格を統合された一つのものと見なしがちですが、実はいくつもの側面があり、それを上手に織り交ぜながら、チームとしての自分として存在するようになると、自分らしく生きることができるようになります。

 

いくつもの自分があるように、人の在り方も多用です。多様性への理解が必要となる中で、イン・ルーチェの提供するプログラムが、多様性の享受と生きやすさに役立てば、これほど嬉しいことはありません。